文楽について、よくある質問

A. 「文楽」と呼ばれる前は“操り浄瑠璃芝居(あやつりじょうるりしばい)”あるいは“人形浄瑠璃”と
いいましたが、 文化年間(19世紀始め)に植村文楽軒という人が、大坂高津橋南詰(今の国立
文楽劇場の近く)に人形浄瑠璃の小屋を建てました。明治5年、小屋を松島に移して 「文楽座」と
名のりました。 その後、明治末から大正の初め頃にかけて、“文楽”が“人形浄瑠璃”の代名詞に
なりました

A. おやつ、おみやげは劇場2階にある 菓匠文楽 の売店にそろっていますよ。

A. こちらをご覧ください。

Q. 食事はどうするのですか・・・?
Q. 舞台で人形が歩いているときに音がするのは下駄の音ですか?
Q. なぜ文楽って言うんですか?
Q. おみやげはどんなのがありますか・・・?

A. いいえ、違います。舞台下駄(1階の展示室で実際にご覧になれます。)は見ていただくと
  おわかりいただけますが、わらじを履いていますので音はしません。
  舞台から聞こえる足音は足拍
子と言い、足遣いが床を足でたたいて出しています。

A. そうなのです。歌舞伎は下手(客席からみて左側)から上手(客席から見て右手)へ幕を開けますが、
  文楽では逆に上手から下手へ開
けます。
Q. 文楽の演目にはどんなジャンルがあるのですか?
Q. 人形は人形を遣う人が着付けをすると聞きましたが・・・

A. そうなのです。人形は衣裳をつけたまま保管されているのではないのです。
  一つの公演が終わると衣裳の着付けを解いて、人形の首(かしら)や衣装は別々に保管します。
  次の公演のときに人形遣いが、自分が遣う人形の衣裳つけを全て自分でします。
  それを『人形拵
え(にんぎょうごしらえ)』と言います。

Q. 三味線の人は何も見ずに弾くのですか?
A. 三味線にも“朱(しゅ)”と呼ばれる楽譜があります。しかし舞台では暗譜で弾いています。
  伝統芸能の世界では、三味線はすべて暗譜で弾
いています。
A. “切”とはその物語の中でのクライマックスの場面のことです。また、その「切場」を語る大夫を
  「切場語り」
といいます。
Q. “切(きり)”って何ですか?
A. その本は“床本(ゆかほん)”といい、1ページ5行で大きな字で書かれています。
  床本は大夫自
身が自分で書いています。
Q. 大夫さんが見ている本はすごく難しそうな字が書いてありますが、あの本は誰が
  書くのです
か?
Q. 幕の開き方は歌舞伎と逆なのですね。
A. “時代物”、“世話物”、“景事物(けいじもの)”の三つのジャンルがあります。

時代物:浄瑠璃全体の時代設定が、江戸時代からみて過去で、貴族や武士階級の事件を
     扱った作品です。 源平時代が多いです。

世話物:江戸時代の町人の生活や風俗を背景に、庶民の事件、恋、人情の葛藤などを描いた
     作品です。「曽根崎心中」が世話物の最初の作品とされています。
景事物:舞踊や道行など曲節を主とした作品です。「けいごと」ともいいます。

A. 三味線を伴奏楽器に使う語り物音楽の一つで、清元節や常磐津節、宮薗節、新内節も浄瑠璃の
  一派で、  義太夫節も浄瑠璃の流派の一つですが、各種浄瑠璃の代表的存在となってい
ます。
Q. 浄瑠璃って何ですか?

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