|
『蘆屋道満大内鑑』 |
|
|
2018年10月14日日曜日、応援団の皆さんと『蘆屋道満大内鑑』の葛の葉伝説のゆかりの地周辺(信太森神社、旧府神社、信太の森ふるさと館、聖神社)を散策しました。多くのおうちの屋根でアンテナが倒れていて台風21号の嵐は相当な影響がしのばれましたが、この日は晴天に恵まれ気持ちのよい散策日和となりました。
|
信田森神社 |
JR天王寺駅から阪和線快速電車に乗って、途中鳳駅で普通に乗り換えで北信太駅下車。約25分程で到着です。JR北信太駅の改札を出て右へ、最初の交差点を右へ曲がり踏切を越えると左手に鳥居が建っています。ここまで約5分ほどで着きました。信田森神社、通称葛葉稲荷神社には、葛の葉姫がたくさんの狐とともに祭られています。故吉田文雀さん寄進の石灯籠も拝見し、姿見の井戸を覗いて顔を映してちゃんと映っているのを確認できました。「井戸に顔が映らない!」とか「(誰かの後ろから)しっぽが出ている!」などわいわい言いながら狐の気配を感じつつ、元来た道を進み、踏切を越えて、今度はそのまま真っすぐ進みました。 |
|
参道の鳥居 |
信田森神社 |
文雀師寄進燈籠 |
本殿 |
姿見の井戸 |
旧府神社 |
しばらく歩くと大きな道に出ます。それを渡って目の前のセブンイレブンを越したところで、細道を右に折れると左手に旧府(ふるふ)神社があります(葛葉稲荷神社から600mほどです。)。境内には「葛の葉伝説」に由来する「白狐化石(しろぎつねばけいし)」が伝わっています。漁師に追われた白狐が逃れるために石に化けたそうです。境内では先週のお祭りに出た山車を倉庫に収めようとしておられました。
団長さんが山車の屋根の下の飾りが葛の葉伝説で安倍晴明誕生の場面となっているのを聞き出して、みんなが集合。 予定になかったのに貴重な彫刻を近くで見られて感動です。住民の方々が葛の葉伝説を大事にしてくださっているのがよくわかりました。
|
|
旧府神社碑 |
旧府神社 |
白狐化石 |
尾井町地車 |
地車の飾り |
|
|
|
信太の森ふるさと館 |
|
旧府神社の門前を少し進み右に曲がります。これが小栗街道です。しばらく歩くと大きな道に出るので、今度は左へ進みます。聖神社一ノ鳥居と燈籠が目の前に聳えています。結構な登坂です。4車線の大きな道を渡りさらに進みます。左手は鶴山台団地が続いています。なが~い登り路の先が信太の森ふるさと館です。手前には鏡池があり、一帯は信太の森の鏡池史跡公園だそうです。この辺りは大阪湾も南東の山々も見渡せる高台にあり、古墳が祭られていたそうです。静かなふるさと館でも葛の葉のお話がわかりやすく展示されていました。(旧府神社から900m、約15分) |
|
史跡公園 |
ふるさと館 |
鏡池 |
石室案内 |
石室跡 |
|
|
|
和泉國三之宮聖神社 |
|
鏡池の周りを巡り、10分ほど道を登って行くと右手に大きな鳥居が建っています。鳥居をくぐって右に行くと聖神社があります。ここも台風の影響があり多くの木が倒されていて、建造物も修復中でした。社務所の壁には11月公演のチラシが張られておりました。濡れないようにビニールで保護されていてちょっとうれしくなりました。
帰りは本殿の左側にある参道をたどっていくと聖神社の石碑が建っていて、そのまま真っすぐ下って行き左に折れると、先ほど登ってきた4車線道路に出ます。
近くに「小栗判官の笠かけ松・照手姫の腰掛石」があるとのことで、 帰る途中に立ち寄りました。4車線道路を渡って左に折れます。一つ目の信号を右に曲がり、また次の信号を左へ。この道が小栗街道です。すぐ左手に大きな木立があり、そこが目指す場所。どこからともなく1匹の猫がやってきて、「照ちゃん!」の声に振り向き立ち去っていきました。照手姫が見廻りに来ていたのでしょうか。 どこの施設にも11月公演のチラシを置いてくださり、葛の葉姫を応援されているのがよくわかりましたし、私自身も身近に感じられ公演が待ち遠しいです。3時間ほどの街歩きでしたがとても楽しかったです。(OY) |
|
参道鳥居 |
聖神社鳥居 |
拝殿 |
末社平岡神社 |
照手姫の腰かけ石 |
|
|
|
このホームページは文楽応援団が運営しています。当ホームページの資料、情報の無断転載は禁止です。
当サイトに関するメッセージは、こちらまでご連絡ください。 |