「十段目」 |
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仮名手本忠臣蔵 十段目「天河屋の段」 赤穂義士討ち入りのための武器を調達していた天河屋義平の店に捕手が現れ、大星由良助に頼まれ、武具馬具を買い調えたであろう、討ち入り計画を白状しろと、一子よし松の咽元に刀を突き付けられ責められるが、「天河屋の義平は男でござるぞ」と、頑として口を割らない。そこへ由良助が現れ、捕手は塩谷判官の家臣で、義平を試したのだと謝ります。「花は櫻木、人は武士と申せ共、いつかな/\武士も及ばぬ御所存。…」 その義侠心に敬意を表し、討ち入りの合言葉を「天」と「河」に決めます。その天河屋義平のモデルとされる天野屋利兵衛の碑やお墓が国立文楽劇場から程近いところにあります。
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天野屋利兵衛の碑 |
国立文楽劇場から地下鉄日本橋駅へ。天神橋筋六丁目方面行2つ目の「堺筋本町」駅で下車。一番前からでましょう。12番出口を出て東方面へ(高速道路の高架が見える)。高架下を過ぎて直ぐの信号を左へ。200m弱歩いて左手、東横堀川沿いに碑があります。
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高架下にあります。昭和14年
(1939)に建立されました。 |
義侠
天野屋利兵衛之碑
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なぜか真ん中が削り取られています。 |
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薬王寺(天野屋利兵衛の墓) |
国立文楽劇場から程近いところに天野屋利兵衛の墓があると聞き、二部開演前にふらっと訪れました。 |
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文楽劇場を出て左(東)へ。松屋町筋を越えて上り坂を5分ほど歩く。高津神社←の標識を左折します。 |
2つ目の信号を越えて、次の筋の手前左手に薬王寺があります。 |
インターホンを押して、お寺の人に案内していただきました。
前の小さいお墓が利兵衛の墓です。 |
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大高源吾のお墓も下にありますよ、案内していただきました。すぐ裏手のマンション建設の際、振動でお墓が随分と痛んだそうです。そのほか、歌舞伎役者のお墓にもご案内いただきました。お世話になりました。 |
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大高源吾の墓 |
初代中村富十郎の墓 |
初代岩井半四郎の墓 |
改装された片岡仁左衛門の墓 |
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薬王寺にある片岡仁左衛門家の墓は、大阪府吹田市在住の片岡秀太郎丈が守っておられるそうです。仁左衛門丈が池上本門寺のお墓を、我當丈が京都のお墓をそれぞれ守っていらっしゃるとのお話をお聞きしました。 |
(SK) |