演目ゆかりのすぽっと  
『恋娘昔八丈』 
 東京公演のついでに城木屋お駒の墓を尋ねました。

 都営大江戸線大門駅下車、増上寺(西方向)に5分ほど行った右手にある常照院という小さなお寺にありました。
 「史跡 恋娘昔八丈 城木屋お駒墓所」という碑と「白子屋お熊供養の碑」そして、戒名の書かれた墓があります。墓は一部残っている部分が補修されたものに組み込まれているという珍しいものです。
 「白子屋お熊」というのが実際の名前で、歌舞伎「梅雨小袖昔八丈(髪結新三)」は実名になっています。(明治に作られた芝居だから?)とにかく、実話では悪女ですが、大変な美人だったので芝居になり、人形浄瑠璃では話も美化されました。
 なおこの寺は代々市川団十郎家の菩提寺でした。(九代目が神道に改宗、のちに歴代団十郎の墓も青山墓地に)七代目が寄贈した手水鉢があり、七代目と書かれた石と三舛の紋が確認できました。
 また、お寺に行く途中で「め組の喧嘩」のプレートを見つけました。 (T.T)

 

常照院


史跡城木屋お駒墓所

白子屋お熊供養の碑
 
白子屋お熊の墓
   
     
七代目寄贈の手水鉢  「め組の喧嘩」のプレート     
 
 
 
 
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