文楽すぽっと
演目ゆかりのすぽっと   
『夏祭浪花鑑』 
   釣船三婦の家の近くであったと考えられる高津宮(高津神社)からゆかりの地めぐりを始めようと、夏の土曜日の午後、暑い日でしたが出かけました。
国立文楽劇場前の千日前通を東(谷町九丁目)方向へ進み、下寺町交差点を渡って3筋目、右手に高速入口が見えます。「高津一丁目3」カジモトビルを左折すると、右手前方に「高津神社」の看板が見えます。この神社は落語の「高津の富」「崇徳院」などの舞台として知られ、現在も桂文枝一門の寄席が定期的に行われています。文楽劇場からは徒歩約10分、谷町九丁目からは約5分です。
(大阪市中央区高津1-1-29)
 

鳥居

本殿
    次は、凄惨な殺し場面の長町裏へ。
地下鉄日本橋駅5番出口を出て、南(恵美須町)方向へ進み、日本橋3の交差点(前方左手に高島屋東別館が見えます)を渡らずに右折、一筋目を左折し、一筋目まで進むと、「難波千日前6」の看板がみえます。この細い道路を入ると小さい公園があり、この辺りが長町裏の泥場と考えられます。(日本橋駅から徒歩約8分) なお、平成22年夏休み公演プログラムP6,7。日本橋三丁目生まれのイラストレーター成瀬國晴さんの記事もご参照下さい
 
長町裏の現在
 
難波千日前公演
         
  最後に訪れたのが「住吉鳥居前の段」。 地下鉄恵美須町駅4番出口を出た所に、阪堺電軌阪堺線(路面電車)「えびす町」駅があります。通天閣は堺筋を挟んで、向かい側に見えます。えびす町から約15分、12駅目「住吉鳥居前」で下車。阪堺線は大阪市内どこまで乗っても200円、ワンマンバスのように後ろから乗り、前方から降りる時支払います。また、阪堺電軌上町線「天王寺駅前」からも「住吉鳥居前」に行けます。南海本線「住吉大社」からも徒歩2分です。
住吉大社は古くから航海安全の神として信仰され、創建は1800年前に遡り、大社からまっすぐ西(住吉公園を抜けた所)国道26号線沿いに、我が国最初の灯台、鎌倉時代創建とされる「住吉高灯篭」があります。高さ約16mの常夜灯です。 住吉大社は最近では「おもかる石」などパワースポットとして賑わっているようでした。(大阪市住吉区住吉2-9-89)
住吉鳥居前の段で、何度も出てくる昆布屋(こぶや)は、現在は阪堺線のひと駅手前の住吉駅前にある住吉警察署になっています。
(U.S.)
   
昔懐かしい阪堺電車
 
住吉鳥居
 
反橋(そりはし)
 
御本殿
 
住吉警察署
   
   
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