演目ゆかりのすぽっと   
『増補大江山』 
 平成24年10月のとある一日、「増補大江山 戻り橋の段」の舞台である京都の一条戻り橋の取材に出かけました。
JR京都駅から京都市バス9号系統に乗って20数分、15停留所目で、その名も「一条戻橋・晴明神社前」で下車しちょっと戻ると、東側に流れる堀川に架かる一条戻り橋があります。川の水流は少ないですが、綺麗になって流れています。
 一条通は平安京の一番北の通りであり、洛中と洛外を分ける橋でもあり、794年に平安京が造営された時にこの場所に戻り橋が架けられたそうです。現在の戻り橋は、1995年(平成7年)に架け替えられたとのこと。それ以前の一条戻橋を実際の部材を使って再現したミニチュアが、近くの晴明神社にあると聞いて、訪ねました。


上流から見た戻り橋

案内板

晴明神社とあるからは、もちろん祀られているのは安倍晴明公。天文暦学の道を深く極め、神道を思いのままに操る霊術を身につけられておられたとのことです。文楽の演目「芦屋道満大内鑑」に出て来る安倍保名が、和泉国信太の森の白狐と契って出来た子供が安倍晴明ですね・・・。 (SK)


晴明神社鳥居

旧一条戻橋

千利休聚楽屋敷趾碑
 

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