演目ゆかりのすぽっと   
『ひらかな盛衰記』 

『逆櫓の段』の逆櫓の松跡を訪ねてみました。JR福島駅の改札を出て右(南)へ。少し歩くと浄正橋(じょうしょうばし)の交差点へ出ます。東西に延びる道路の下は、阪神電車福島駅、JR東西線新福島駅があります。文楽劇場からだと、地下鉄日本橋駅から堺筋線天六方面行に乗って三つ目の南森町駅で下車し、JR東西線に乗り換えて二つ目が新福島駅。そこから南へ二つ目の交差点上天神南をそのまま右へ折れるとすぐに、ドミール堂島というマンションがあります。そのマンションの前に小さく囲まれた「逆櫓の松跡碑」が建っています。

 江戸時代の地誌「摂津名所図会」によれば、幹の形が蛇のような、樹齢千歳を超える松が生えていたという。この松を逆櫓の松と呼んだ。明治の初めには七尺程の根を残していただけと伝えられ、その根も明治42年の北の大火で焼失した。大正15年4月福島史談会が「逆櫓の松跡趾」の碑を建てたが、昭和20年3 月13日の大阪大空襲でその碑も一時行方不明になっていた。昭和33年、ある運送会社が地ならしをしていたところ碑が出てきたので、その会社前の歩道上に建てられていたのを昭和49年5月地元有志によって、現在地に移設されたということです。(大阪市福島区HPより) 

 帰り道の途中、浄正橋交差点の手前にある福島天満宮に参拝しました。(SK)


マンションドミール堂島
逆櫓の松跡碑
案内板
案内板 福島天満宮




 このホームページは文楽応援団が運営しています。当ホームページの資料、情報の無断転載は禁止です。
当サイトに関するメッセージは、こちらまでご連絡ください。
 
 
inserted by FC2 system