演目ゆかりのすぽっと   
『釣女』 

京の大名が美しい妻を求めて太郎冠者とともに参詣したのは西ノ宮恵比寿社。あやかろうと西宮神社に参ってきました。
阪神西宮駅南口を出て商店街を通り4筋目を右折すると、えべっさん筋に出ます。目の前に鳥居と赤い門が見えます。これが西宮神社の表大門、通称赤門です。
 毎年、ニュースでも取り上げられる福男選びでは、この赤門が出発点で、ここから境内を駆け抜けるんですねぇ。
 まっすぐ進んでいくと、拝殿があります。お祈りを済ませて、左手へ進んでいくと、百太夫神社があります。西宮の「えびすかき」として有名な人形操りの租神として崇められているそうです。この西宮神社と結んだ傀儡師の一団が、やがて浄瑠璃と結合し、人形浄瑠璃に発展していったんですね。深く頭を垂れて念入りにお参りをしましたよ。
 百太夫神社の反対側には、神池があり反り橋も架けられています。茶店でちょっと一服。
 さて、赤門まで戻り、門を出て左へしばらく進むと、首から箱を下げて人形を操る「箱回し」の傀儡師像の石碑があります。もともとここに百太夫神社があったそうで、百太夫神社が西宮神社に遷された跡地に、この傀儡師像が建てられたそうです。
 人形浄瑠璃文楽のルーツを辿ってみてはいかがでしょうか。商店街の中には、戎座人形芝居館もあります。定期的に人形芝居も上演されているそうです。(SK)


表大門(赤門)

拝殿

百太夫神社
傀儡師反り橋
傀儡師古跡

   
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