周辺見てある記
近松のまち 尼崎』 近松の里
 JR尼崎駅を13時6分発、JR宝塚線に乗車。JR塚口駅で下車し、東口へ向かいます。
塚口歩道橋を下り、駐輪場を左折します。上坂部交番を越えて、ちかまつロードを東へ歩きます。 お好み焼き屋さんを右折して南にしばらく歩くと、近松の里が見えてきます。(13時25分)
 
 
 
 13時6分に乗ります
 
JR塚口駅
 
JR塚口駅東口
 
塚口駅歩道橋
 
駐輪場を左折
   

 上坂部交番
 
ちかまつロード

お好み焼屋を右折
 近松の里案内図      
       〈近松の里〉                 
    
    広済寺・近松の墓・近松記念館・近松公園を中心とした周辺を「近松の里」と名付け、歴史と 文化にあふれるゾーンとして整備されています。
    毎年 近松の命日(11月22日)前後の日曜日には 近松祭が催され、文楽人形による墓前祭など のゆかりの芸能が上演されます。 。



 公園を抜けると、須佐男神社があります。
平安時代に、源氏の棟梁 多田満仲の勧請により建立されたと伝えられています。
また、源氏武士社会の発祥の地となった多田(兵庫県川西市)にゆかりのある 矢文石もあります。 境内には、有名なアニメの説明書が貼られていました。キャラクターの名前は 尼崎の地名を使ったんですね。
   

近松公園
 
近松公園
 
須佐男神社

 須佐男神社


 
 
 
 
矢文石

矢文石由緒

 須佐男神社説明
 
キャラクター名の由来

 

 13時30分、須佐男神社を出て 広済寺へ。
いよいよ近松門左衛門のお墓(国指定史跡)とご対面です。
高さ約48センチメートル、緑泥片岩の自然石で出来ています。
表に近松門左衛門と 妻の法名(戒名)が並んで刻まれています。


 

 広済寺
 
広済寺
 
広済寺
 案内  
近松門左衛門墓所
   
       〈広済寺〉                 

    1653年 福井で生まれた近松は、1667年に京都・1706年に大阪へと移り住みます。
    大阪では船問屋にたびたび逗留していたのですが、その船問屋が1714年に廃寺同然の広済寺を再 興した住職の実家といわれています。
     住職と近松は親しく交際していたことから、広済寺再建には 近松自ら建立本願人となって貢献する とともに、1716年に亡くなった実母の法
    要を行ったりもしました。
    近松と尼崎とのかかわりは、晩年の十数年間。1724年11月22日、72歳で生涯を終えた近松は、広 済寺の墓で静かに眠っています。



 広済寺本堂の横には たいへん立派な松の木もあります。
また、本堂の裏には 近松が執筆活動をしていたと伝えられている「近松部屋」が 明治の末まで残されていました。


 広済寺を出て南へ行くと、公園内に近松記念館があります。
残念ながらこの日は中を拝見することはできませんでしたが、近松ゆかりの品が約60点 展示室にて公開されています。
※入館料 大人200円 水曜休館 午前10時〜午後4時
記念館前には 近松の像があります。
   
   
 
 立派な一本松
 
広済寺
 
近松公園

 近松記念館
 
近松記念館

近松門左衛門像
 

  尼崎には 近松モニュメントがいくつか点在しています。モニュメントを探して歩いてみましょう。

 公園内を通り 反対側を東へ抜けて行くと、近松線の交差点に 大きなモニュメント『明日への指標』が見えてきます。
彫刻家 小林陸一郎さんの制作で、近松作品の陽と陰を表現しています。○とーのデザインは、近松の紋所をアレンジしたものです。
 
 
 
 
公園を東に出る
 
東へ歩く

 「明日への指標」
 
 

 交差点を東へ渡り、少し南下した道には 足元にこんな表示が! かわいいですね。
時には下を見ながら歩いてみてくださいね。
14時。伊居太神社を左折し、さらに次の交差点を右折して南に歩くと、小園地域学習館(小園公民館)があります。
こちらにも近松のモニュメントがあり、近松の辞世の歌が刻まれています。近松が亡くなる半月ほど前に書き残した言葉が綴られています。
 
 
 
 
近松線を渡る

路上案内図

 伊居太神社

交差点を右折
 
 
 南へ歩く

小園公民館
 
”なこうじ”と読みます

 辞世の歌碑

歌碑の意味

 

 近松線の交差点まで戻り、近松公園を抜けて もときた道をJR塚口駅まで戻ります。

 JR宝塚線の地下道をくぐって、上坂部小学校の前を通り 西に進むと玉江橋線に出ます。 その角にあるのが『近松門左衛門のオマージュ』。
1989年に「近松の人と世界」をテーマに全国募集した「近松モニュメント彫刻コンクール」のなかから大賞に選ばれた作品で、1990年に設置されました。
周りにたくさんの花が植えられ、大切に整備されていました。
 
 
 

伊居太神社前交差点を渡る
 
公園を抜けて元の道へ

 左折
 
ちかまつロード
 
 
 
 
地下道入口
 
玉江橋線に出ます

 「近松門左衛門のオマージュ」
 

 

 今日はさらに歩きます。
ピッコロシアター前交差点を西へ渡り、ピッコロシアターを越えたところで左折します。
通称ピッコロ通りを少し西へ歩いてから右折、次の信号を左折します。
西へまっすぐ歩き、尼崎北警察署の前を通り抜けていくと 阪急塚口駅前交差点に出ます。
交差点を渡って右折、駅前ロータリーの方へ向かうと 阪急塚口駅改札口の左手に 特徴的なモニュメント『近松断章』が見えてきます。
近松が愛用したと伝えられる硯石と 代表作「曽根崎心中」の主人公お初・徳兵衛のレリーフの床本(浄瑠璃の本)をモチーフにしています。床本には「曽根崎心中」道行の名文が書かれています。
 

 ピッコロシアター前交差点
 
玉江橋線を北へ

左折

 ピッコロ通りを西へ

右折

信号を左折
 
 
 尼崎北警察署前を通り…
 
阪急塚口駅前交差点を渡る
 
阪急塚口駅

 「近松断章」
 
硯石

曽根崎心中床本
 

 15時10分。本日はここで終了となりました。 およそ5時間。20000歩以上歩いた脚は 棒のようになっていましたが、たくさんのゆかり巡りが出来、本当に充実した1日となりました。

 尼崎は 古の文化に触れることができる傍ら 近代的な開発も目ざましく、高層マンションが本当にたくさん目につきました。尼崎城よりも高い位置から、町の様子を見ることができるようになった現代。大切に残されてきた建物や景観・文化を、これからの世代の人々に 無事に伝えられていくことを祈ってやみません。
(SN)
 
     
 
 
 
 


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